南房総市富浦町の原診療所 消化器病専門医・消化器内視鏡専門医・超音波専門医して
一般内科・消化器疾患、胃カメラ・大腸内視鏡・超音波検査を行います
胃腸科・ 内科 ・ 外科 ・ 消化器内科 ・ 内視鏡内科
ピロリ菌
Helicobacter pylori
ヘリコバクターピロリ菌検査
胃がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因の一つと考えられているヘリコバクター・ピロリ菌(いわゆるピロリ菌)の検査、および除菌を行っています。
尿素呼気試験という検査で検査用の薬(錠剤)を飲み、呼気を調べてヘリコバクター・ピロリ菌に感染しているかどうかを判定します。
検査の結果、感染しているようなら、胃がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の予防のために、この菌の早期除菌をお勧めします。
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ピロリ菌とは
日本人の2人に1人の割合、40歳以上では7割の人が感染していると言われています。
ピロリ菌の正式な名前は「ヘリコバクター・ピロリ」(Helicobacter pylori)といい、胃の中に感染している、らせん形の細菌です。 ピロリ菌は胃粘膜の隙間に入り込んで炎症を起こし、慢性胃炎や消化性潰瘍の原因となります。さらには慢性胃炎が胃癌の発生に強く関係することが明らかとなっています。
ピロリ菌感染があっても胃癌を発症する人はごく一部ですが、厚生労働省の調査によると、ピロリ菌に感染している人は、感染していない人に比べて胃癌になる確率が5倍になるとされています。また、胃癌の治療後に、ピロリ菌を除菌することで、新たな胃癌の発症が1/3程度にまで減少することもわかっています。
1983年にオーストラリアの ウォーレンとマーシャルがピロリ菌の培養に成功しました。多くの研究でピロリ菌が慢性胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰 瘍や胃がんなどの原因になっていることがわかっています。
2005年に「ヘリコバクター・ピロリ菌の発見と胃炎、胃・十 二指腸潰瘍における役割の解明」という功績に対して、 ウォーレンとマーシャルにノーベル賞が授与されました。
ピロリ菌の感染診断・除菌判定の方法
尿素呼気試験(UBT)
診断薬を服用し、服用前後の呼気を集めてピロリ菌感染の有無を調べられる方法です。
簡単に行え、精度の高い検査法です。検査時間は、約20~30分です。
ピロリ菌抗体測定(血液検査)
ピロリ菌に感染すると体の中に抗体ができ、この抗体の有無を血液や尿で調べる検査法です。